全米オープン 女子単はセリーナが優勝

[ 2008年9月8日 17:50 ]

女子シングルスを制し喜ぶセリーナ・ウィリアムズ

 テニスの全米オープン女子シングルス決勝は7日、セリーナ・ウィリアムズ(米国)がエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)を破り、6年ぶり3度目の優勝。昨年の全豪オープン以来、四大大会通算9勝目を飾った。

 男子シングルス決勝は最終日の8日(日本時間9日午前)に行い、5連覇を狙う第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と、英国男子として72年ぶりの四大大会優勝を目指す第6シードのアンディ・マリーが対戦する。

 2度目のマッチポイントだった。S・ウィリアムズは両手打ちのバックハンドでクロスに決めると、ラケットを高々と放り投げ、何度も飛び上がって喜びを爆発させた。
 地元の全米で頂点に立つのは6年ぶりで、世界1位への返り咲きも決め「とても興奮している。世界ランクで1位になれるのはボーナスみたいなもの」と笑顔で話した。
 米国勢の優勝はS・ウィリアムズの2002年が最後で、ことしの男女シングルスの4強に勝ち残った米国勢もS・ウィリアムズだけだった。それだけにセンターコートの観客も、雨で1日遅れになった元女王の久しぶりの優勝を喜んだ。
 第2セットは相手の粘りに苦しみ、判定に不満を示す場面もあった。それでも集中を切らすことなく、強烈なショットを打ち込み続けた。
 6月のウィンブルドン選手権の決勝で屈した姉のビーナスとの姉妹対決は、準々決勝で実現。2セット連続でタイブレークにもつれ込む大接戦を演じ、雪辱を果たした。四大大会をビーナス、セリーナと続けて制し、ウィリアムズ姉妹の復活を印象づけた。(共同)

続きを表示

2008年9月8日のニュース