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同郷・水谷&美誠は家族ぐるみの仲「隼はお兄ちゃんみたいな存在」

[ 2016年8月13日 09:30 ]

女子代表の伊藤とは豊田町卓球スポーツ少年団の先輩後輩

リオデジャネイロ五輪卓球・男子シングルス3位決定戦 水谷隼4―1ウラジーミル・サムソノフ

(8月11日 リオ中央体育館)
 サッカーの街・静岡県磐田市からメダリストは誕生した。水谷は同市の「豊田町卓球スポーツ少年団」の出身。高校まで競技をしていた父・信雄さん、母・万記子さんが設立したチームだ。実は女子団体代表の伊藤美誠(15=スターツ)もこのチームの出身。人口17万人の都市から今回、2人の五輪選手が誕生した。

 2人の指導にかかわった万記子さんは「何か凄い指導をしたわけではないです。何から何まで分からないことだらけで発足したチームです」と目を丸くする。運営は家族的。人が人を呼び、伊藤の母・美乃りさんも誘われてコーチになった。

 水谷は伊藤よりも12歳上。所属時期は重なっていないものの、青森山田中、高から帰省した時には伊藤家を訪れていた。美誠が小学校低学年の時には一緒に年越しをした時もあった。だが、練習パートナーを買って出たところ「やだ!やらない!と言って断られました」と、美誠に完全拒否されたのは笑い話だ。

 「隼はお兄ちゃんみたいな存在」が伊藤の口癖。次は団体で妹が続く番だ。

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2016年8月13日のニュース