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山部 2連続一本勝ちで準決勝進出 女子78キロ超級

[ 2016年8月13日 00:09 ]

女子78キロ超級2回戦 リトアニア選手(左)を破り準々決勝進出の山部佳苗

リオデジャネイロ五輪第8日・柔道女子

(8月12日)
 柔道は12日、最終日を迎え、女子78キロ超級に山部佳苗(25=ミキハウス)が出場。2回戦から登場し、2試合連続一本勝ちで準決勝に進出した。

 2回戦から登場した山部はパケニテ(リトアニア)と対戦。攻めあぐねていると、途中う指導を取られた。内股で一本を狙いに行くが、相手にかわされ苦戦。ようやく残り49秒となったところで大外刈りが決まり一本勝ちとなった。準々決勝はザフエルコウルスと対戦。足技で攻め続け有効ポイントを奪取。最後は払い腰で一本勝ちした。

 高校時代はほぼ無名。大学には進まず、柔道をやめて就職の道も考えていた遅咲きの代表だ。前回のロンドン五輪は全くの圏外で、25歳にして今回が初めての五輪女子最重量級は04年アテネ五輪の塚田真希を最後に頂点から遠ざかっているが、12年ぶりの栄冠へあと2勝となった。

 ◆山部 佳苗(やまべ・かなえ=女子78キロ超級)15年世界選手権3位。全日本女子選手権を3度、全日本選抜体重別選手権を2度制した。世界ランキング12位。得意は払い腰。北海道・旭川大高、山梨学院大出。ミキハウス。1メートル72、108キロ。25歳。北海道出身。

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2016年8月13日のニュース