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女子バド奥原 わずか31分でストレート勝ち「悪くなかった」

[ 2016年8月13日 05:30 ]

女子シングルス1次リーグでベトナム選手と対戦する奥原(AP)

リオデジャネイロ五輪バドミントン・女子シングルス予選リーグ 奥原希望2―0ティー・チャン・ブ

(8月12日 リオ中央体育館)
 初出場ながらメダルの期待がかかる奥原希望(21=日本ユニシス)が初戦で格下のチャン(ベトナム)を2―0で下し、白星スタートを切った。わずか31分でのストレート勝ちに「五輪の特別な雰囲気を特に感じることなく、いつも通りのプレーができた」と言った。

 得意とする山なりの軌道で相手をコート奥に追い込むクリアや「細かく分けたら10種類はある」というロブを駆使して体勢を崩し、第1、第2ゲームとも7連続得点などと主導権を握った。相手が汗だくで脚がもつれるのとは対照的に涼しい顔で「最後までスピードが落ちず、悪くなかった」と手応えを口にした。

 ただ、右肩に施されたテーピングは心配の種。奥原は「日本は早くリオ入りしたので会場の雰囲気はつかめたけど、シャトルが飛ばなくて肩に負担がきた」と説明したが、そのうえで「誰だって何か痛みは抱えているもの」と不安の声を一蹴してみせた。

 12年にジュニアで世界一になりながら、その後は左膝、右膝の手術で苦しんだ。「一度は無理かなと思った」というリオの舞台だからこそ「勝って感謝を表現したい」と気持ちを引き締めなおした。

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2016年8月13日のニュース