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コロンビア戦O・G気にさせない 藤春いじりで手倉森J一丸

[ 2016年8月10日 05:30 ]

スウェーデン戦に向け調整する藤春(左端)ら日本イレブン

リオデジャネイロ五輪サッカー男子1次リーグB組 日本―スウェーデン

(8月10日 サルバドル)
 サッカーのリオデジャネイロ五輪代表は、10日午後7時(日本時間11日午前7時)から1次リーグ第3戦スウェーデン戦を迎える。2―2で終わったコロンビア戦から一夜明けた8日午後に軽く調整し、マナウス発の航空機で9日未明に開催地サルバドルに到着。オウンゴールを犯し涙したDF藤春広輝(27=G大阪)を積極的にいじることで、チームは明るい雰囲気に包まれた。

 「帰らんとこかな、日本」と落ち込んでいた藤春に先制パンチを食らわせたのは手倉森監督だ。練習前の円陣でさっそく失態の場面を「カモシカが鉄砲で撃たれたみたいだった」といじり、選手たちは爆笑。つられて本人も笑っていると、両隣にいた亀川と岩波は「反省してへんやん」とちゃかした。年上に対してもお構いなしのツッコミ。微妙な空気はなくなり、大一番へ選手たちの結束は強まった。

 仲間に感謝する藤春は「次の試合は見せないといけない」と気合十分。同じオーバーエージ枠のFW興梠も「勝つしかないし全力で臨む」と力を込めた。逆転での決勝トーナメント進出は他力に頼る状況でも、可能性を信じて戦う。

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2016年8月10日のニュース