五輪開会式の入場券８２万円で転売か？　英会社幹部を拘束

　ブラジル警察は８日、リオデジャネイロ五輪開会式の入場券を８０００ドル（約８２万円）で転売するなどした容疑で、英国のスポーツ観戦チケット会社ＴＨＧのアイルランド人幹部を５日、リオ市内で拘束し、調べていると明らかにした。地元メディアが報じた。最も高い開会式入場券は４６００レアル（約１４万９０００円）。警察は男子サッカー決勝など約８００枚のチケットを押収した。公式代理店を通じ購入したとみられている。

　共同電によると、ＴＨＧは２０１２年ロンドン五輪の入場券の公式代理店だったが、リオ五輪の公式代理店ではない。１４年サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会では、別の同社幹部が大がかりなダフ屋行為に関与したとされる。