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オグシオ涙「夢の舞台が終わっちゃった」

[ 2008年8月12日 06:00 ]

第1セット、小椋(右)・潮田組はストレート負けに終わり目を赤くしながら引き揚げる

 【北京五輪・バドミントン】スエマエの大金星に続けなかった。末綱・前田組が史上初の準決勝進出を決めて燃えていたオグシオだったが、世界ランク3位の第2シード、杜0005・于洋組にストレート負け。小椋が「今は満足している」と言えば、「夢の舞台が終わっちゃった」と潮田。2人の目には、涙が浮かんでいた。

 中国ペアのスマッシュのたびに、大観衆から「打て!」を意味する「殺(シャー)!」のかけ声が飛ぶ異様なムード。第1ゲームを8―21で落とすと、第2ゲームはわずかに5得点。「これが自分たちの実力です」と2人は素直に完敗を認めるしかなかった。
 小椋と潮田が初めて出会った95年12月24日の全国小学校大会準々決勝では、大雪の影響で体育館が停電した。思わぬハプニングとともに、運命の糸が絡み合って13年。スポットライトがまぶしい大舞台の幕が下りた。試合後、「ごめんね」と「ありがとう」を小椋に伝えた潮田。今後については2人とも「ゆっくり考えたい」と口をそろえた。再び2人で夢の舞台を目指すのか、別々の道を歩むのか。かつてない注目を浴びて戦い続けてきたアイドルペアに、羽を休める時がきた。

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2008年8月12日のニュース