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イチローもギョギョギョと驚いた北島快挙

[ 2008年8月12日 06:00 ]

 【北京五輪・競泳】北京五輪競泳百メートル平泳ぎで、2連覇を達成した北島康介の快挙に、各界の著名人から祝福と驚きの声が上がった。今年3月、米アリゾナ州でのキャンプ中に北島の訪問を受けたマリナーズのイチロー(34)は「きみは魚類か?」とユニークな表現で称えた。

 少年時代のヒーローは、夏季五輪4大会の陸上競技で計9個の金メダルを手にしたカール・ルイスだというイチロー。五輪に対する興味は強く、北島にはシアトルから「4年に1度のチャンスを確実にものにして、しかも世界新ということに驚嘆しています」とのコメントを出した。大きな期待に応えることの難しさや苦労を知っているからこそ、北島2連覇の価値を理解している。
 今年3月には、マリナーズのキャンプ地・アリゾナ州ピオリアから車で約2時間のフラッグスタッフで高地合宿中だった北島が、マリナーズのオープン戦を観戦。試合後に訪問を受けたイチローは、お土産に愛用のバットを手渡した。北島は「“バッティングセンターにでも行って使って”と言われた。でも宝物ですから使えませんよ」と興奮気味。その一方で「集中力が凄い。種目は違うが刺激を受ける」とバット以上の収穫を得た。
 戦う場所は違うが、イチローも日本の後輩アスリートの活躍がうれしい様子。ただ、日米で数々の記録を打ち立ててきた男も、北島の怪物ぶりには驚いたようで「しかし、きみは魚類か?」とユニークな表現で祝福した。

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2008年8月12日のニュース