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内田に続き安田も負傷…両SB不在の危機

[ 2008年8月12日 06:00 ]

ビブスをつかみ合って競り合う梶山(左)と森本

 【北京五輪・サッカー男子】五輪代表はナイジェリア戦から一夜明けた11日、天津から第3戦のオランダ戦(13日)を行う瀋陽に移動して公式練習を行った。すでに2敗を喫して2大会連続の1次リーグ敗退が決定しているが、反町康治監督(44)は「勝ち点3を獲って土産にしたい気持ちは強い」と最後まで勝利にこだわる構え。だが、チームは最終戦を前に故障者が続出する非常事態に陥っている。

 DF内田がナイジェリア戦で左脇腹を負傷。この日、精密検査を受けて宿舎で静養し、オランダ戦の欠場が濃厚になった。さらにDF安田も右足打撲で出場は微妙。06年8月のチーム立ち上げからの2年間の総決算となる一戦で、攻守のカギを握る両サイドバックを欠く可能性が高まった。

 日本は過去の五輪で未勝利に終わったことがなく、史上初の勝ち点ゼロ危機を迎えている。現在2分けのオランダは自力での1次リーグ突破には2点差以上での勝利が条件で完全な本気モード。水本主将は「2試合の悔しさをオランダ戦にぶつけたい」と話したが、反町ジャパンの置かれた状況はあまりにも厳しい。

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2008年8月12日のニュース