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【1977年4月】津軽海峡・冬景色/石川さゆりに足りなかった「風景」と「季節」

77年、「津軽海峡・冬景色」がヒット中の頃の石川さゆり
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 ★77年4月ランキング★
1 カルメン77/ピンク・レディー
2 フィーリング/ハイ・ファイ・セット
3 夢先案内人/山口百恵
4 やさしい悪魔/キャンディーズ
5 マイピュアレディ/尾崎亜美
6 帰らない/清水健太郎
7 雨やどり/さだまさし
8 津軽海峡冬景色/石川さゆり
9 Hi―Hi―Hi/あおい輝彦
10 ブーメランストリート/西城秀樹
注目 硝子坂/高田みづえ
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【津軽海峡・冬景色/石川さゆり】

 作詞の阿久悠は言った。「あの子はバランス良く歌えるが、真実味が足りなかった。風景と季節を付け加えることによって生きてくるんじゃないか」。

 津軽海峡という「景色」と「冬」という季節を少し鼻にかかった声で歌い上げた19歳の石川さゆりの大ヒット曲。日本レコード大賞では歌唱賞、フジテレビのFNS歌謡祭では最優秀グランプリを受賞。レコード売り上げは51万枚だったが、77年1月1日発売から有線放送、ラジオの電話リクエストなどで長くベスト10内にとどまった。サビの部分での石川の振り付きの熱唱も印象的で、子供でも口ずさむ演歌として社会全体に受け入れられた。

 デビューは73年。ちびっ子のど自慢で祖母が愛唱していた「船頭小唄」を歌い注目され、ドラマ出演を経て歌手に。同期は桜田淳子、同じ事務所には山口百恵、森昌子がいた。“中3トリオ”が一気にスターとしてブレークしたのに対し、売れない日々が続いた。仕事がなく「家のテレビで百恵ちゃんや淳子ちゃんが歌っているのをよく見ていた」が、その間に三橋美智也に民謡を、二葉百合子に浪曲を、花柳流の日舞も学び、芸の幅を広げた。

 阿久の言った通りの“仕掛け”と三木たかしの曲が相まって、続く「能登半島」「暖流」と“旅情三部作”は、街の盛り場から毎晩のように何回も流れた。当時石川を形容する言葉として「苦節4年」「長い下積み」という表現が多かったが、本人は「19やそこらで、これだけ苦労しました、なんておかしな話。何かヘン」と言って、そう紹介されるのを嫌っていた。

 NHK「紅白歌合戦」では過去6回歌っている。07年には阿久、09年には三木のそれぞれ追悼のため披露。発売から30年が過ぎてもこの歌のファンは多い。

[ 2011年4月30日 06:00 ]

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