【名人戦】藤井名人、豊島九段の飛車を押し込める 角との「だんご状態」の悪形を強いる

[ 2024年4月24日 12:36 ]

名人戦第2局2日目に臨む藤井聡太名人(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太名人(21)=王将など8冠=が挑戦者に豊島将之九段(33)を迎える第82期名人戦7番勝負第2局は24日、千葉県成田市の新勝寺で2日目が指し継がれ、正午に1時間の昼食休憩に入った。指し手は46手まで進み、局面はまだ中盤の入り口といったスロー進行になっている。

 41手目、飛車を2筋から7筋へ旋回させ、ひねり飛車の構えを見せた豊島だが44手目、藤井から手駒の桂を6筋へ打たれて飛車取り。逃げ場所は左横の8筋か、下の7段目かの2択だが、左へ逃げると頭に歩を打たれて飛車が逃げ場所を失う。

 よって下の一択。ところがその位置に飛車が居座ると、自らの角の利きを閉ざすだけでなく、飛車も働かない悪形。藤井が午前10時のおやつで食べた「だんご状態」で、午後1時の対局再開から豊島がどう打開するのか注目される。

 昼食は藤井が「成田産さつまいもを使った上天重」、豊島は「成田名物 上うな重」。持ち時間9時間から藤井が5時間48分、豊島が5時間14分消費した。

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