城田優 “恩人”超大物演出家の言葉明かす 初のブロードウエー作品出演で本番前「頭が真っ白」も…

[ 2024年4月24日 15:17 ]

城田優
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 俳優の城田優(38)が24日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。恩人だという超大物演出家について語った。

 父が日本人、母がスペイン人という城田は大ヒットドラマ「ROOKIES」でブレーク。「エリザべート」「ファントム」といったミュージカルでも人気となった。

 司会の黒柳徹子から「宮本亞門さんの演出のものにお出になって。それがまた一つのきっかけ」と2007年のミュージカル「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」について振られると、城田は「そうですね。亞門さんの作品に出るまでは、いわゆる2・5次元って言われているミュージカルに出演していて。まあ『セーラームーン』から始まって、そのあと『テニスの王子様』っていうミュージカルだったりとか。割と同世代の、キャリアがそこまでないメンバーと一緒に、役者として成長していくということをしていたんですが、初めてのブロードウエーミュージカル、市村正親さん、大竹しのぶさん主演で武田真治さんや」と共演することになったとした。

 「もう本当にこう自分がテレビだったりで見て来た方たちと同じ舞台で、経験豊富な方たちと共にするということで、ミュージカル界でもなかなか難曲ぞろいな作品で。いろんな重圧があって。当時自分自身、心折れそうになることがたくさんあったんですが」と回顧した。

 「そんな中亞門さんが本当に大きな愛で、常に役者もスタッフも含めカンパニーを引っ張ってくださっていて」と城田。すると本番前に舞台上で行う通し稽古、ゲネプロの際には「それまでは何とか楽しくできていたものの、ゲネプロをやってしまった時に頭が真っ白になってしまって」との出来事があったという。

 反復して練習を重ねていたため、セリフは間違えることなく普通に歌うことはできていたというが、「心ここにあらずで全然お芝居になってないような状態」だった。そこで第一幕が終わると、宮本氏はそれに気づき、「優くん、どうしたの?」と楽屋で声を掛けられたとした。

 「いやもう緊張で、覚えてません」と語る城田に対し、宮本氏は「大丈夫だよ、稽古場の時みたいに伸び伸びとやって。それが優くんのいいところなんだから」となどと激励。城田は「そこで少しこうなんて言うんですかね、緊張してた部分がほぐれて」と振り返った。

 「それでもなかなか重圧があったんですが、そこで少し自分の中でマインドが変わったことで、本番もどうにか。あの言葉がなかったら、もしかしたら僕本番はもう事故?っていうレベルに言葉も出て来ない、芝居なんて全然できないっていうふうになっていたかもしれないですし」と感謝した。

 宮本氏は「これは僕の船だから、沈む時は僕の責任だし、何にも気にしなくていい。僕のフィールドの上で自由に動き回ってくれることが一番いいことなんだよ」とも話していたと言い、城田は「そこにシンプルに乗っかっただけなんですけど」と明かした。

 「結果的に凄く心地の良いと言いますか、適度な緊張感でしっかりと歌や感情を届けるということができたので。感謝してますねぇ」としみじみと話した。
 

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