藤井叡王「良い内容」誓った 挑戦者・伊藤七段「時間配分意識」 叡王戦5番勝負第2局前夜祭

[ 2024年4月20日 05:00 ]

伊藤匠七段(左)と叡王戦第2局の対局場検分に臨んだ藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太叡王(21)=王将など8冠=が19日、石川県加賀市「アパリゾート佳水郷」で、同学年の伊藤匠七段(21)を挑戦者に迎える第9期叡王戦5番勝負第2局の前夜祭に臨んだ。

 第1局を先勝した藤井は、勝てばタイトル戦連勝17で、大山康晴15世名人の歴代最多に並ぶ。あいさつでは、107手の熱戦を制した第1局を振り返り、「課題もいろいろ見つかった。それを踏まえてよい内容の将棋を指したい」と意気込みを語った。

 対藤井戦11敗1持将棋からの初勝利を目指す伊藤は、チェスクロック方式で4時間の持ち時間について「比較的短い設定なので、時間配分を意識したい」と話した。

 対局会場は元日の能登半島地震で被害を受け、2カ月休業した。両対局者は開催に尽力したホテル関係者、集まった220人の地元ファンへの感謝も述べた。

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