ひろゆき氏 SNSのうかつな拡散行為に警鐘「責任負うのは当然」「法律上は答えは決まってる」

[ 2023年3月17日 21:47 ]

「ひろゆき」こと、西村博之氏
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 実業家の西村博之(ひろゆき)氏(46)が17日、MCを務めるABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)にリモートで生出演し、東日本大震災の被災者に対する不適切動画がSNSで拡散された問題について、自身の見解を語った。

 該当の動画は、東日本大震災発生12年を迎えた今月11日、インスタグラムのストーリーズに埼玉栄高(さいたま市)のサッカー部員が投稿したもの。「東日本大震災の、これを見ている方、生きていてとてもうれしいです。また、死んでしまった人は、お墓で聞こえないと思うが、ほんとに悔しいです」と笑顔で話した後、不謹慎な言葉で締めた。

 動画は次々と拡散して炎上し、同高は12日、公式サイトやツイッターに謝罪文を投稿した。番組では、こういったケースで拡散に関わったインフルエンサーと呼ばれる存在に着目。個人情報などが次々とさらされ、誹謗(ひぼう)中傷を助長しているとの批判もある。

 ひろゆき氏は「拡散」という言葉が誤解を招きやすいと指摘した。「誰かが上げた動画データを自分の手元に置いて、それをアップデートし直しているので、動画をアップロードした“主体”なんです。インフルエンサーと呼ばれる人も」。さらに「拡散行為だから、誰かを手伝っただけのように見えるんですけど、法律上は主体として誰かを傷つけたり、迷惑を被るような動画を上げているということなので、インフルエンサーも何らかの責任を負うのは当然だと思う」と、自らの見解を示した。

 法的な裏付けもあるという。「リツイートボタンを押しただけなんだけど、それに責任はないんじゃないか?という裁判が昔あって、リツイートボタンを1個押しただけでも、“自分のフォロワー全員に通知する行為というのを分かって押しましたよね?”というので、東京高裁で拡散した人は有罪、責任を負うということになったりするので、法律上は答えは決まってたりする」と解説。うかつな拡散に警鐘を鳴らした。

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2023年3月17日のニュース