常盤貴子 豊川悦司は「怖かった」けど感謝「話し合いの場に私を入れてくれようとして下さった」

[ 2023年2月6日 04:22 ]

常盤貴子
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 女優の常盤貴子(50)が、5日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にVTR出演し、同局系連続ドラマ「愛していると言ってくれ」で共演した俳優・豊川悦司(60)との撮影の思い出を語った。

 「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」などで知られる脚本家・北川悦吏子さんの脚本で、1995年に放送。耳が不自由な画家の晃次(豊川)と、女優を目指す紘子(常盤)の手話を介した純愛ストーリーで、最終回の平均視聴率は28・1%を記録した。

 常盤は豊川と初めて会った印象を「そりゃもう、美しい、かっこいい。何か、いいにおいした。知らんけどね」と、ジョークをまじえながら振り返った。

 撮影で印象に残っている出来事を聞かれると、「忘れもしない8話の時に…。それまで実はほとんどしゃべったことがなかったんですよ。クランクインしてから」と明かし、驚かせた。

 第8話の台本を見た豊川から、意見を求められたことがあったという。「初めて“常盤さん、8話の台本読んだ?どう思った?”って聞かれたんです」。しかし、当時まだ駆け出しの女優だった常盤は「私は“私の役をどうやればいいか”しか考えられなかったんですね。新人だから」と、自らの未熟さを告白。「だけど豊川さんとしては、この本をどう変えていけば、もっとこのドラマは良くなるかという話し合いの場に、私を入れてくれようとして下さったんだと思うんです」と推測した。

 しかし、意見など持ち合わせていなかった常盤は「私は何も言えなくて、詰まっちゃったんですね」という。するとその後、豊川との距離感も元通りに。「そこからクランクアップまでお話ししてもらえなくて。怖い…!って」と笑いながら明かした。

 常盤にとっては、その出来事が大きな教訓になったという。「それで洗礼を受けた感じがして。役者というものは、全体的にも引きで見て、自分の役だけでなくて、ドラマ自体もこういうふうに運んでいったら良くなるんだということも考えた方がいいんだなということを教えてもらいました」と話し、「とっても感謝していますけど、当時は怖かった」と本音を明かしていた。

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2023年2月6日のニュース