杉山愛さん 首相秘書官の差別発言に「諸外国に遅れ…恥ずかしい。こういう発言をされる方が重要な立場に」

[ 2023年2月6日 10:21 ]

杉山愛監督
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 元プロテニスプレーヤーの杉山愛さん(47)が6日、コメンテ―タ―を務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相の秘書官・荒井勝喜氏による差別発言について言及した。

 荒井氏は3日夜、LGBTなど性的少数者や同性婚の在り方などを巡り「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と記者団にコメント。荒井氏は経済産業省出身。首相の同性婚に関する国会答弁を巡り、オフレコを前提にした記者団の非公式取材に官邸で応じた際の発言だった。同日夜、同氏は「誤解を与えるような表現で大変、申し訳ない。撤回する」と述べた。首相は4日、「言語道断の発言」とし、荒井氏の辞意を受けての更迭を決めた。

 杉山さんは「この発言、残念でしたしショックでした」と話した。そして、自身は同性愛などが身近にあったテニス界の中で生きてきたと言い、G7(先進7カ国)の日本以外の6カ国(フランス、ドイツ、英国、カナダ、米国、イタリア)では、法的な同性婚、差別からの法的保護が認められていることに触れ、「日本のような偏見というか、諸外国に遅れを取っていて恥ずかしいなと思いますよ」と言い、「多様性っていうふうに言って、五輪、パラリンピックの時もそれが問われる中で、なんとか追いつこうとしていろいろ動いてましたけれども、根底の部分でこういう発言をされる方が、こんな重要な立場にいらっしゃるっていうのが恥ずかしいし、遅れてるなって本当に思いますね」と自身の考えを述べた。

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2023年2月6日のニュース