加藤浩次 首相秘書官“オフレコ”差別発言に「根底でそう思ってることでしょ。この本心があることが…」

[ 2023年2月6日 10:48 ]

極楽とんぼの加藤浩次
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 お笑いコンビ、極楽とんぼの加藤浩次(53)が6日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相の秘書官・荒井勝喜氏による差別発言について言及した。

 荒井氏は3日夜、LGBTなど性的少数者や同性婚の在り方などを巡り「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と記者団にコメント。荒井氏は経済産業省出身。首相の同性婚に関する国会答弁を巡り、オフレコを前提にした記者団の非公式取材に官邸で応じた際の発言だった。同日夜、同氏は「誤解を与えるような表現で大変、申し訳ない。撤回する」と述べた。首相は4日、「言語道断の発言」とし、荒井氏の辞意を受けての更迭を決めた。

 加藤は、オフレコでの発言に「根底でそう思ってることでしょ。非公開の場で自分の名前が出ないと思ったから自分の好きな発言を言ってんでしょうよ。それで毎日新聞がこれはちょっとほっとけないなってことになって、名前出しますよって荒井さんに言って、で、出しますっていうことで出したということ。でも、この本心があることが僕はよく分からない」と自身の思いを話し、さらに「男性も女性もLGBTQの人たちも僕は全く一緒だと思う。なんの違いがあるのって。全く一緒という前提なのに、“そう思ってても仕事でやってください”という考えはダメでしょと思う。そう思ってたらダメでしょって。平等の中で気が合わないはいいよ。でも、平等の根底がズレてることは僕はダメだと思う」と強調した。

 また、G7(先進7カ国)の日本以外の6カ国(フランス、ドイツ、英国、カナダ、米国、イタリア)では、法的な同性婚、差別からの法的保護が認められていることに触れ、「後れを取っているし、ないものとしている」と指摘した。

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2023年2月6日のニュース