宅見将典さんにグラミー賞 アルバム「SAKURA」 内田光子さんらも候補

[ 2023年2月6日 08:41 ]

 5日、グラミー賞の最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞した宅見将典さん=米ロサンゼルス(ロイター)

 【ロサンゼルス共同】米音楽界最高の栄誉、第65回グラミー賞の発表・授賞式が5日(日本時間6日)、ロサンゼルスで開かれ、作編曲家宅見将典さん(44)のアルバム「SAKURA」が最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞した。

 宅見さんは大阪市出身。「マサ・タクミ」名義で発表した受賞作「SAKURA」は日本の伝統楽器の箏や三味線を中心に二胡なども取りいれながら桜の花の美しさやはかなさを表現した。

 日本勢では他に、ピアニスト内田光子さん(74)の「ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲」が最優秀クラシカル・インストゥルメンタル・ソロ賞に、ドラマーでパーカッショニストの小川慶太さん(40)が参加する作品が最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞などにノミネート。

 米歌手ビヨンセさんが最優秀アルバム、レコード、楽曲の各賞を含む最多9部門に名を連ね、米ラッパー、ケンドリック・ラマーさんが8部門で続いた。韓国の男性音楽グループBTSも最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞などで候補となっている。

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