藤井3冠 リモートで海外“棋士”と初公開対 決角落ちも「こちらの気付かない好手を指された」

[ 2021年10月18日 05:30 ]

 「国際将棋フェスティバル2021」で、アマ大会で優勝した台湾代表の高校生とオンラインで対局する藤井聡太三冠
Photo By 共同

 将棋の藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=は17日、都内で行われた国際将棋フェスティバル2021記念対局で台湾の張京鼎(チャンジンディン)アマ(16)を下した。リモートとはいえ海外プレーヤーとの公開対決は自身初。この日、先立って行われた国際トーナメントで優勝した強豪の張アマとは角落ちでの顔合わせで、序盤から苦戦の展開となった。「こちらの気付かない好手を指された」と感心しながらも中盤以降は反撃を開始。最後は自王が薄くなりながらも、ジワジワと手厚い寄せを見せて投了に追い込んだ。

 「序盤から終盤にかけてしっかり指されていた。自分が思った以上に海外の方のレベルは高いと感じました」と話した藤井。今後は海外普及へも積極的に関わる意思を示しながらも、語学習得に関しては「今は対局が優先。現状、語学はさっぱり」と苦笑いしていた。

続きを表示

2021年10月18日のニュース