古舘伊知郎 安住紳一郎アナに「根回しが悪徳政治家以上」 言葉の裏にある愛情とは?

[ 2021年9月4日 18:20 ]

古舘伊知郎
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 フリーアナウンサー古舘伊知郎(66)が3日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD」(後10・00)に出演し、TBS安住紳一郎アナウンサー(48)への愛ある“逆宣伝”を口にした。

 番組でも共演歴がある安住アナに、古舘は「安住ってね、決していい人間じゃないですよ。だってうますぎるもん」と率直に語った。実際、安住アナからも「俺のことヨイショしないでくれ」とお願いされたことがあるという。

 古舘アナは、安住アナの言動から見える“ブラック”な部分を挙げた。「報道ステーション」を降板した後、「ぴったんこカン・カン」に出演し、母校・立大を安住アナと訪問。そこで安住アナが、古舘アナのトークライブでの伝説ネタ「薬局のドリンク売り」を徹夜で覚え、披露したという。「全部とうとうとこなして、丸暗記で披露して、やり終わって泣いたからね。『先輩がバラエティーに戻ってきてくれた』って。『それは自分がやり遂げた涙でもあるんだろう?』って言ったら、『もちろん』と言いながら」。人の心をわしづかみにする熱意と、その裏にあるしたたかさを指摘した。他にも安住アナの小ずるい逸話を紹介しながら、「根回しが悪徳政治家以上。本当に嫌なやつだと思うよ」とぶっちゃけた。

 安住アナを落としたところで古舘アナは、安住アナの総合司会で27日から始まる朝の情報番組「THE TIME,」に言及した。「下馬評が良すぎるんだよ。『安住なら立て直すだろう』とか、『裏で人気番組が目白押しの中で、他が食われるだろう』、『TBSがついに朝、躍り出るだろう』なんて。そうやって褒め殺しみたいなことをやっておいて、ちょっとでも視聴率が低調だと、長い目で見ないで『安住も焼きが回った』とか、『TBS不調』とか。もう見え見えなの」と推測。安住アナの好感度や期待の高さが、そのまま視聴率への高いハードルになると懸念を示した。

 その上で古舘アナは、安住アナを落とした真意を説明した。「俺は今、安住の逆宣伝をかけて、『安住、意外に悪いやつ』と一生懸命言って、(新番組が)低調だからといっても、大目に見てもらいたいと思う。安住とて神様じゃないから。初めは低迷したって、実力があるから最終的に押し上げてきますよ。長い目で見ろっつーの。人間っていうのは、必ず持ち上げておいて、バーンと奈落の底へ落とそうとするから。それは何とか抑止したいな」。安住アナへの愛情を口にしつつ、手のひら返しでたたきがちな風潮にも一石を投じた。

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2021年9月4日のニュース