東国原英夫 酒類提供を巡る政府対応に「説明があった時に“ちょっと待ってください”と言う閣僚は…」

[ 2021年7月15日 16:05 ]

東国原英夫
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 元宮崎県知事で衆院議員も務めたタレントの東国原英夫(63)が15日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。酒類の提供停止の要請に応じない飲食店に対する関係業界を通じた一連の政策の混乱について言及した。

 西村康稔経済再生担当相は8日、金融機関やメディア、酒類販売事業者の3者を通じて飲食店に政府の要請を順守するよう働き掛けると表明。だが金融機関への要請は9日、酒類販売事業者への要請は13日にそれぞれ撤回した。酒類販売事業者向け支援金の給付要件として、酒類提供をやめない飲食店との取引停止を求めた都道府県向けの文書は6月に出しており、14日に急きょ廃止した。

 東国原は「事務方が金融機関からの働きかけっていうのを恐らく5閣僚会議、あるいは内閣府の会議等々で説明したんですよね。説明したことは事実ですよね」と確認した上で「説明があった時に“ちょっと待ってください”と言う閣僚はいなかったのかなと思って。梶山経済産業相が事務方から上がってきた時に“違和感を覚えた”っておっしゃってましたよね。その時に違和感を覚えた方はいらっしゃるんです。その時に“これちょっと待った方がいいのでは。どういう法的根拠があるの?”“これ優越的な立場の乱用じゃないの?”という話がなかったのかなっていうのが、ここの1番の問題があるんじゃないかと思う」と自身の考えを述べた。そして「その時に総理が、皆さん忙しくて聞き流したんでしょうけど、僕が思うに根本的に閣僚の間で締め付けっていうのは当たり前だと。つまり酒の提供を守っていない所があるわけですから。守っている所は良いと。守っていない所をどうやって見回り、取り締まるかってことじゃないですか。そうすると“東京都は対象の12万軒、いちいち見回れないよね、どうしようか”っていう発想があって、“じゃあ金融機関から、あるいは卸し業者から圧力かけさせましょうよ”っていうのは暗黙の了解で当たり前のように頭にあったのでは」と推察し「ここにこの政権の危険なところがあるのではないかと思う」と話した。

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2021年7月15日のニュース