小島慶子 来日中のIOCのバッハ会長にチクリ「自分の庭みたいに」

[ 2021年7月15日 14:48 ]

小島慶子
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 元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(48)が15日、木曜パートナーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜後1・00)で、来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)や、開催迫る東京五輪についてコメントした。

 パーソナリティーの大竹まこと(72)が映画撮影で休みのため、フリーライターの武田砂鉄氏が登場。武田氏の最新著書「マチズモを削り取れ」を紹介しつつ、「バッハさんにこれ読んで欲しいね」と切り出した小島。タイトルの“マチズモ”は男性優位主義と言われる言葉で、日本社会はどういう場面で“マチズモ”があるのか、各現場を追いかけ考察した著書であり、「人が何らかの権力とか力を持ったときに、その力に無自覚に非常に横暴な振る舞いをすると、みんながどれだけ迷惑するか?という本なんだけども」と説明した。

 「ここに書いてあるマチズモ的なことでいうと、その塊みたいな人がバッハさんですよ」と再び会長の名前を挙げた小島。「日本はIOCの植民地じゃないんだから、自分の庭みたいに『だって日本に行きたいも~ん』みたいな感じでさ」としたうえで、「(コロナ感染対策の)バブル方式は、日本の人が一生懸命働いてやっておいてくれるからきっと大丈夫。自分はちょっと滞在したら向こうに戻るから、バブルに多少穴が開いていてもコロナに罹患しないし、というような態度なんじゃないの?」と私見を述べた。

 さらに、菅首相が8日の会見で、東京五輪・パラリンピック開催について「世界中の人々の心を1つにする力がある。今だからこそ、世界が1つになれることを難局を乗り越えていけることを東京から発信したい」と述べたことにふれて「菅さんも頑張っているのは分かるけど。世界は1つで、感染症と闘っているのに東京五輪をやるの?って(思った)」と小島。「今後メディアを含めて、どこもかしこもオリンピックの話になったら、外出でも飲酒でも『だってオリンピックやってるんだし』という心理になる。そうならないように、オリンピックをやっているけど緊急事態宣言中なんだよというのは、周りの人に声掛けしないといけない」と呼び掛けていた。

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2021年7月15日のニュース