志尊淳 大河「青天を衝け」で吉沢亮と共演 「リスペクトを芝居にリンク」

[ 2021年7月15日 08:03 ]

大河ドラマ「青天を衝け」で杉浦愛蔵を演じる志尊淳(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「青天を衝け」で主人公・渋沢栄一(吉沢亮)の親友になる外国奉行支配・杉浦愛蔵を演じる俳優の志尊淳(26)がこのほどリモートで合同インタビューに応じた。

 杉浦は渋沢らとともにパリを訪問。明治維新後、新政府に出仕し、郵便制度の確立に努める。

 志尊は「杉浦は凄く功績がある人で、陰で渋沢を支えた。これを機に、その名前が広がり、語り継がれるようになれば、という思いで向き合っている」と意気込みを語る。

 吉沢とは昨年公開の映画「一度死んでみた」で共演しているが、本格的に一緒に芝居するのは今作が初めてだ。

 「吉沢君のことは、尊敬のまなざしで見ている。大河で、同じ役を1年通じて演じなければならず、セリフの量も膨大。戦うべきものがたくさんある。生半可な気持ちではできない。ふだん吉沢君をリスペクトしている空気感を、渋沢と杉浦の芝居にリンクさせられれば、と思っている」

 物語が進む中で杉浦と渋沢は親友になるが、その過程が克明に描かれるわけではなく、演じる志尊と吉沢の空気感が重要になる。

 「『オレたち、親友になろう!』と言うわけではない。セリフを通して感じられる2人の雰囲気や距離感を尊重している。杉浦が渋沢に目をかけて献身的に動いていくことが2人の絆になっていくと思う」と話した。

 また、演出の田中健二氏は「杉浦は幕末の志士たちと違い、柔らかな人。志尊君に、ナチュラルな感じで演じてもらっている」と語った。

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2021年7月15日のニュース