おちょやん新キャスト発表 ドランク塚地、生瀬勝久ら 千代生き別れの弟・ヨシヲに倉悠貴

[ 2021年2月12日 14:06 ]

塚地武雅
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の新キャストが12日、同局から発表された。

 脚本家・長澤誠役に俳優の生瀬勝久(60)、漫才師・花車当郎役にお笑いコンビ「ドランクドラゴン」塚地武雅(49)らが起用された。

 塚地演じる花車は、しゃべくり漫才で名をはせる漫才師。戦時中、防空壕に避難した千代と偶然出会う。のちに、千代とともに出演したラジオドラマが人気番組となるという役どころ。生瀬演じる長澤は、千代と当郎が出演するラジオドラマを書く脚本家。戦争で失われてしまった家族の団らんを取り戻すために、そのドラマを一人でも多くの人に聞いてほしいと願っているという設定だ。

 また、主人公・千代の弟、竹井ヨシヲ役を倉悠貴(21)が務める。千代が9歳で奉公に出されて以来、ずっと会えなかった最愛の弟だけに、再会のシーンが注目される。

 このほか、成田凌(27)演じる天海一平の母親・夕役に板谷由夏(45)、新たな劇団員・松島寛治役に前田旺志郎(20)、新たな劇団員・須賀廼家万歳役に藤山扇治郎(34)が起用された。

 「おちょやん」は朝ドラ通算103作目。タイトルは“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

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