クリストファー・プラマーさん死去 91歳「サウンド・オブ・ミュージック」トラップ大佐役

[ 2021年2月7日 05:30 ]

63年1月、若かりし頃のプラマーさん(AP)
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 ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」などで知られる俳優のクリストファー・プラマーさんが5日、米コネティカット州の自宅で死去した。91歳。カナダ出身。米メディアによると、妻の女優エレイン・テイラー(77)は、転倒して頭部を強打したことが死因だと語った。

 カナダでシェークスピア俳優として活動した後、米ブロードウェーに進出。73年「シラノ」などでトニー賞の主演男優賞を2度受賞している。映画は58年に初出演。65年「サウンド・オブ・ミュージック」でのトラップ大佐役でその名を世界にとどろかせた。

 ベテランの領域に入ってからも、渋みのある性格俳優として幅広く活躍。12年のアカデミー賞では「人生はビギナーズ」で演技部門では最高齢となる82歳で助演男優賞を受賞。18年にも「ゲティ家の身代金」で同賞の候補となり、演技部門でのノミネート最高齢(88歳)を更新した。

 19年「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」で共演した俳優クリス・エバンズ(39)は、自身のツイッターで「本当に心が痛み、亡くなったことが信じられない」と追悼。同じ19年に製作された映画「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」が、3月5日に日本公開される。

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