藤井2冠 21年初戦飾り無傷8連勝、順位戦B級2組 1組昇級に前進

[ 2021年1月7日 05:30 ]

大阪市の関西将棋会館で行われた順位戦B級2組の対局終了後、感想戦を行う藤井聡太2冠(右)と中村修九段(提供・日本将棋連盟)
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 将棋の藤井聡太2冠(王位と棋聖=18)が6日、大阪市の関西将棋会館で行われた順位戦B級2組の対局で中村修九段(58)を94手で破り、無傷の8連勝とした。

 2冠奪取で日本中を沸かせた2020年から年をまたぎ、これが新年最初の対局。10戦して25人中3人の昇級枠を争う同組ではトップを独走中で、この日も6勝2敗で追っていた元タイトルホルダー(王将位2期)の中村を直接対決で沈めた。

 一昨年から続く順位戦での連勝も、これまでの18を更新する自己新、史上6位タイとなる19に伸ばした(1位は森内俊之九段の26)。順位戦通算でも37勝1敗という驚異的な成績を収めているが、そのことについて聞かれると「一度、負けた後にここまで積み重ねられると思っていなかった」と笑顔。「残り2局が大事なんで、結果が出せるように頑張りたい」と力を込めた。

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2021年1月7日のニュース