藤井聡太2冠、B級1組昇級決まるか 21年初戦 中村修九段との対局開始

[ 2021年1月6日 10:24 ]

大阪市の関西将棋会館で行われた順位戦B級2組の対局に挑んでいる藤井聡太2冠(左)と中村修九段(提供・日本将棋連盟)
Photo By 提供写真

 将棋の藤井聡太2冠(王位と棋聖=18)が6日、大阪市の関西将棋会館で午前10時に始まった順位戦B級2組8回戦で中村修九段(58)と対戦している。

 これが2021年の最初の対局となる藤井。25人中3人だけの昇級枠を争う同組では、ここまで唯一の全勝(7勝0敗)をキープしており、首位を走っている。元タイトルホルダー(王将位2期)であり、6勝2敗で追う中村との対戦はこれが2度目。前回、昨年1月に行われた銀河戦ブロック予選では藤井が勝っている。

 本局を含め藤井が残すのは3局。この日は自身がまず勝つことが前提で、中田宏樹八段(5勝2敗)が敗れるか、または佐々木勇気七段(6勝1敗)と大石直嗣七段(5勝2敗)がともに敗れた場合、2局を残してB級1組への昇級が決まる。

 スーツ姿の藤井に対し、中村は和服をまとって対局場入りした。先後は事前に決まっており、先手の中村、後手の藤井とも飛車先の歩を突いた。

 持ち時間は各6時間。昼食、夕食休憩をはさみ、本日深夜の終局が見込まれる。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月6日のニュース