尾木ママ 緊急事態宣言でも一斉休校を求めない方針の政府へ怒り心頭「なんて無防備」「なんて野蛮」

[ 2021年1月6日 20:13 ]

教育評論家の尾木直樹氏
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 “尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏(74)が6日、自身のブログを更新。政府が1都3県に発令する方針の緊急事態宣言に関し、“休園休校措置”を求めないことに対して苦言を呈した。

 尾木氏は冒頭で「イギリスでは変異種の大流行により安全確保の為に全て休園、休校措置、5日からとり始めたというのに」と英政府の動きを例に挙げると、「我が国は緊急事態宣言発出の状況であるにも関わらず全て休園休校にしないというのですーー」と日本政府の対応を批判。「なんて無防備」「なんて野蛮」「自主休校にせざるを得ない親の気持ち よくわかります」と、政府に対し怒りのコメントを寄せた。

 さらに尾木氏は「何故休校に出来ないのか政府は語りませんが 休校に出来ない日本特有の政治的理由があるからですーー」と、休園休校に至らないのは確たる理由があると主張。「だって日本の休校イコール学びのストップ あるいは、家庭への『丸投げ』=学力低下・学力格差へと繋がるからです」と説明した。

 その根拠として挙げたのがオンライン体制の不備。尾木氏は「OECDから初期にオンライン整備を急げとのメッセージが出ているにも関わらず未だにたったの15%足らず!」「先進国では日本だけですね 休校になってもオンラインに切り替えて学びの保障を学校が出来ない国はーー」と指摘した。

 尾木氏は最後に「やはり子どもをリスペクトしてないから? 子どもには野蛮なのかしら? 悲しいことですーー」「最悪の想定という危機管理思想も薄いのでしょうか? 酷いなぁ?」と吐き捨て、日本政府に対し警鐘を鳴らした。

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