広瀬八段、2勝目 リーグ残留争いで藤井2冠に並ぶ 王将戦挑決L

[ 2020年11月6日 19:13 ]

リーグ残留へ望みをつないだ広瀬章人八段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは6日、東京都渋谷区の将棋会館で1局を行い、広瀬章人八段(33)が60手で木村一基九段(47)を下して2勝3敗とした。

 午後5時の時報メロディーが千駄ケ谷界わいに流れる4分前、広瀬の快勝で決着がついた。「(42手目の[後]1七歩成で)先に香が取れて良くなったかと。(最後は)ぴったり勝ちそうな雰囲気になったので踏み込んだというか、流れに乗って指しました」。

 既に王将戦挑戦権はなく、20日の最終一斉対局にリーグ残留がかかる。残留の条件は永瀬拓矢王座(28)に勝つか、同じく2勝3敗の藤井聡太2冠(18)が木村に敗れるか。藤井とともに白星か、そろって黒星なら広瀬の残留となる。「永瀬さんは挑戦に関わると思う。こちらもしっかりとした将棋を指せるようにしたい」と意欲を示した。

 一方、リーグ初進出の木村は開幕4連敗で無念の降格。「ちょっと内容が悪くて、お恥ずかしい限り。残り2局は見応えのある内容になるよう努めたい」と話した。

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2020年11月6日のニュース