コロナの夏 古市憲寿氏、若者の過ごし方に理解求める「若い世代の方が割を食っている」

[ 2020年8月16日 18:58 ]

 社会学者・古市憲寿氏(35)が16日、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)にリモート出演し、新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、若者の夏の過ごし方について私見を語った。

 20代、30代の感染者が多く報告され、批判の的になりやすい中、番組では、里帰りを自粛したり、人と距離を取りながら飲食する若者たちの姿を紹介した。VTRを見た古市氏は、「ほとんどの方がルールとマナーを守って、適切に夏を楽しんでいる」とコメント。一方で、「大人の人たちにお願いしたいのは、仮に迷惑に見える行為があっても、今年は特に目くじらを立てて欲しくないと思う」と、若者たちの行動にある程度の理解を求めた。

 古市氏は感染による重症化率、死亡率が高いのが高齢者であることを指摘。「つまり、現状としては若い世代の方が割を食っている状況なわけですよね。さらに押さえつけちゃうと、欧米のコロナパーティーのように『コロナ関係ない』ということ(考え)が広がりかねない」と懸念した。

 夏の過ごし方について聞かれた古市氏は、「感染させられても仕方ない人としか会わないようにしていて、少しでも気乗りしない人とか、嫌だなと思う人とは対面で会わず、リモートで会うようにしています」と答えていた。

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2020年8月16日のニュース