是枝裕和監督最新作「真実」ベネチア映画祭OP作品に!日本人監督作品は初「大変光栄」

[ 2019年7月18日 19:30 ]

ベネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品に決まった是枝裕和監督の最新作「真実」Photo L. Champoussin(C)3B-分福-Mi Movies-France 3 Cinema
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 昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりとなる最高賞“パルムドール”を「万引き家族」で受賞した是枝裕和監督(57)の最新作「真実」(日本公開10月11日)が、第76回ベネチア国際映画祭(8月28日~9月7日)のコンペティション部門オープニング作品に決まった。日本人の監督作品がオープニング作品に選ばれるのは史上初の快挙。

 是枝監督にとって初の国際共同製作映画。大女優がつづった自伝本をめぐり、親子の間に隠された“ある真実”があらわになっていくという物語。主演は仏女優カトリーヌ・ドヌーヴ(75)で、自身のイメージとも重なるような“国民的大女優”役を演じる。他に仏女優ジュリエット・ビノシュ(55)米俳優イーサン・ホーク(48)らをキャストに迎え、全編フランスで撮影した。

 是枝監督は「私の新作『真実』が、ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に選ばれたといううれしいお知らせを頂きました。大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝いたします。撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の7割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です。その小さな宇宙の中にできる限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください」とコメントした。

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2019年7月18日のニュース