「忖度あったかも」TV局の番組作り注目

[ 2019年7月18日 08:00 ]

ジャニーズ事務所 元「SMAP」出演でTV局に圧力か

東京都港区にあるジャニーズ事務所
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 【記者の目】ジャニー喜多川社長(享年87)が亡くなってから約1週間後に明らかになった公取委の「注意」。カリスマを失ったアイドル王国の行方が注目を集める中だけに驚きは大きい。

 懸念されるのは外部の反応だ。昨年から公取委の調査は取り沙汰されており、事務所内部、つまり所属タレントらに与える影響は限定的とみられる。ただ、今回「注意」が出たことにテレビ局は反応せざるを得ない。

 スポニチ本紙の取材では、局側も昨年から公取委の聞き取り調査を受けていた。事務所が圧力をかけた事実は確認されなかったが、局関係者も「制作側が事務所側の意向を忖度(そんたく)することはあったかも」と認めている。テレビ局は今後、公取委を意識した番組作りを進めていかなければならなくなった。これがジャニーズにどんな影響を与えるのか、注目される。 (文化社会部デスク・小枝 功一)

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2019年7月18日のニュース