古市憲寿氏 芥川賞落選を一番に伝えた相手は… 小倉氏「まだ早い」

[ 2019年7月18日 11:25 ]

小倉智昭氏
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 第161回芥川賞の候補作に上がるも、受賞を逃した社会学者の古市憲寿氏(34)が18日、コメンテーターを務めるフジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)にVTR出演。2回連続2度目の候補入りも落選した心境をあらためて語った。

 17日午後6時頃、落選の連絡を受けた古市氏は「ダメでしたね。残念でしたね」と吐露。「やっぱりノミネートされて、こんなにメディアにも取り上げられて、ダメだったっていうのが2回続いたので悔しいというのは正直あると思います」と悔しがった。

 さらに「落選しましたっていうのを一番最初に連絡したのはヘアメークさんです」と意外な告白。スタッフが驚きの声を上げる中、「賞を取ったら記者会見とかあるじゃないですか。だから、ヘアメークさんに準備してもらっていたんですけど、その予定をまずバラさないと(キャンセルしないと)いけないから、誰よりも先にまず、友達よりも先にヘアメークさんに『ダメでした』って伝えました」と苦笑するばかり。「一応、会見のことを考えて、3パターンぐらい服を用意して待ってました」とも。シワシワのシャツを見せ、「アイロン準備してもらってました」と笑うしかなかった。

 番組キャスターの小倉智昭氏(72)へのメッセージを求められ、「小倉さんとは明日、金曜日も会うので別に言うことないんですけど」としつつも「小倉さんも今回の話の方が好きだって言ってくれたので、小倉さんも残念がってくれているといいなと思います」とコメントを寄せた。これを受け、小倉氏は「(賞は)まだ早いなと思っている。ただ、前回の作品よりは今回の方が面白かったという話はした。でも賞は取れるとは一切言ってない」とキッパリ。悔しがる古市氏の姿に「本人は本当に取りたいんだよね。応援してますよ、仕事の付き合いあるから、必ず読まなきゃいけないし」と続け、笑わせた。

 第161回芥川賞は今村夏子さん(39)の「むらさきのスカートの女」に決まった。3度目の候補入りで受賞となった。

 古市氏は、1月の第160回に続き、「百の夜は跳ねて」で2回連続2度目の候補入りするも受賞ならず。落選が決まった直後に自身のツイッターで「ちーーーん。」とだけつぶやくと、再度ツイッターを更新して「まただめだった!!!」と書き込んだ。

 1月に初小説「平成くん、さようなら」が受賞を逃した際にはやはりツイッターで「がーーーーーん」とだけ短くつづっていた。

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2019年7月18日のニュース