藤井聡太七段 16歳最後の対局は白星 王将戦2次予選で佐藤康光九段破る

[ 2019年7月18日 18:17 ]

2次予選1回戦で佐藤九段を下した藤井聡太七段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は18日、東京・渋谷区の将棋会館で2次予選開幕戦の1局を行い、先手番の藤井聡太七段(16)が141手で初手合いの佐藤康光九段(49)を破った。

 19日に17回目の誕生日を迎える藤井は、通算タイトル獲得13期を誇る佐藤を相手に得意の角換わりには持ち込めなかったものの、序盤は桂損の代償として常に歩得となる展開。早々に前例を離れて力戦状態となったが、中盤から終盤にかけての難解なねじり合いを制した。

 2次予選は1次予選通過者を含む18棋士が3組に分かれトーナメントを戦い、各組を勝ち抜いた3者が9月下旬開幕の挑戦者決定リーグ(計7人)に進出する。藤井は2回戦で中村太地七段(31)と対戦。挑戦者決定リーグ進出には中村戦を含め2勝が必要だ。

 今期の王将位は渡辺明3冠(35)=棋王、棋聖=が保持している。

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