「半分、青い。」朝ドラ初の胎児のヒロイン登場 CG「かわいらしさ意識」ネット反響

[ 2018年4月2日 08:15 ]

連続テレビ小説「半分、青い。」第1話にCG映像で登場した胎児のヒロイン。ヒロインが胎児から描写されるのは朝ドラ史上初(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)が2日、始まった。脚本の北川悦吏子氏(56)が発案し、物語は“ヒロインの胎児時代”からスタート。朝ドラ史上初となる胎児のヒロインがCG映像で登場した。

 インターネット上には「天使みたい」「第1話で生まれないw」などと反響が相次いだ。

 CGを制作したのはクリエイティブカンパニー「MORIE Inc.」の森江康太氏。ミニチュア写真家・田中達也氏とタッグを組み、昨年前期の朝ドラ「ひよっこ」のタイトルバックを制作したことなどでも知られる。

 話し合いなどの期間も含め、完成に8カ月を要した。NHKは「朝にご覧になる方もいるので、リアル過ぎず、かといってドラマの中で登場するのでアニメ過ぎず、天真爛漫なヒロインとして愛されるようなCG映像を目指しました」と制作意図を説明。

 森江氏も「リアルな胎児と比べるとデフォルメしているところはありますが、制作にあたって、フィギュアにしても成立するようなかわいらしさというお話があったので、そこを意識してCGを作り上げました」と応えた。

 永野が「私、おなかの中の赤ちゃんです。名前はまだない」などとナレーションを入れている。3月9日に行われた試写会後の会見で「人生で初めて胎児の声を入れる経験をしました。“赤ん坊っぽく”とオーダーされたんですが、赤ちゃんはしゃべらないから、どうしていいか分からず、結構悩みました。でも“良かった”と言ってくれる人がいたので、良かったと思います」と笑いながら語った。

 朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川氏のオリジナル脚本。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げる姿を描く。

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2018年4月2日のニュース