「わろてんか」全話平均視聴率20・1% 朝ドラ5作連続大台超え

[ 2018年4月2日 10:00 ]

NHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインを務めた葵わかな
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 女優の葵わかな(19)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「わろてんか」(月〜土曜前8・00)の最終回が3月31日に放送され、全151回を通じた期間平均視聴率は20・1%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区)だったことが2日、分かった。前作「ひよっこ」の20・4%は下回ったものの、2015年後期「あさが来た」から5作連続の大台突破となった。

 全話平均は「あさが来た」が23・5%、16年前期「とと姉ちゃん」が22・8%、16年後期「べっぴんさん」が20・3%、17年前期「ひよっこ」が20・4%、17年後期「わろてんか」が20・1%。

 「わろてんか」は1月8日に16・6%、第3週(昨年10月16〜21日)の週平均が18・8%など、大台割れも多かったが、期間平均は何とか大台に乗った。番組最高は2月16日の22・5%、最終回は20・5%。

 吉本興業創業者・吉本せいさんの生涯をモチーフにしたオリジナル作品。明治後期、京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女として生まれた藤岡てん(葵)が、夫・藤吉(松坂桃李)と寄席の経営に乗り出し、大阪を“笑いの都”に変える姿を描いた。

 朝ドラ97作目。脚本はドラマ「美女か野獣」「働きマン」「学校のカイダン」、映画「ホットロード」「アオハライド」「君の膵臓をたべたい」などの吉田智子氏が手掛けた。演出は本木一博氏、東山充裕氏、川野秀昭氏。ナレーションは小野文惠アナウンサー(49)がドラマの語りに初挑戦。主題歌「明日はどこから」は松たか子(40)が作詞・作曲・歌を担当した。

 最終回は、てん(葵)は会社の歴史を「笑い」で描く人情喜劇の上演を決め、芸人も裏方も総出演することになった。てん役はてん自身が、藤吉(松坂桃李)役は田口(辻本祐樹)という若い芸人が演じることになる。舞台の幕が開き、てんはセリフもたどたどしい田口を助けて芝居を続ける。ある瞬間、田口が藤吉に見え、驚いたてんはもう一度田口を見つめる…という展開だった。

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2018年4月2日のニュース