「天才バカボン」18年ぶりにテレビアニメ化 初めて深夜帯 “バカボンのパパ”の声は古田新太

[ 2018年4月3日 04:00 ]

公開された「深夜!天才バカボン」のビジュアル(C)赤塚不二夫/深夜!天才バカボン製作委員会
Photo By 提供写真

 漫画家の故赤塚不二夫さんの大ヒット作「天才バカボン」が、18年ぶりにテレビアニメ化されることになった。7月から地上波で放送され、映像配信サービスdTVなどでも流れる。タイトルは「深夜!天才バカボン」。放送はバカボン作品では初めて深夜帯(時間未定)で、真夜中に爆笑を巻き起こす。

 注目の“バカボンのパパ”の声優は、俳優の古田新太(52)に決まった。アニメの主人公は初めてで「熱愛する赤塚先生の大傑作『天才バカボン』の大ヒーロー、“パパ”をやらせていただく喜びとプレッシャー」と興奮のコメント。「“私のパパはそんなんじゃない!!”という苦情は一切受け付けません」と続けた。

 映画「オケ老人!」などの監督を務め、今回テレビアニメの監督に初挑戦する細川徹氏が古田を指名。「毒のあることを言いながらも、可愛げがある今回のパパ役には古田さんしかいない」と理由を説明した。

 原作の「天才バカボン」はバカボン一家を中心としたホームコメディー。1967年に「週刊少年マガジン」で連載が始まり、シュールなギャグや“突然1コマだけ劇画風になる”などの実験的手法が人気を呼んだ。パパの「これでいいのだ」のせりふは流行語になった。誕生から50周年となる昨年、5度目のアニメ化が企画され、赤塚さんの没後10年にあたる今年の放送が決定した。

 深夜帯での放送に細川氏は「今までのアニメでできなかった原作に近い自由で過激なバカボンにしたい」と意気込んでいる。公開されたビジュアルではパパたちキャラクターの目にモザイク。いかにも怪しい雰囲気となっている。

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2018年4月2日のニュース