広島・坂倉「しっかり対応できればスタンドに入る」 大好きな神宮で大暴れだ!!

[ 2024年4月23日 05:45 ]

広島・坂倉
Photo By スポニチ

 広島・坂倉将吾捕手(25)が22日、好相性の地で本領発揮を誓った。きょう23日からのヤクルト3連戦(神宮)は昨季、打率・394、4本塁打と打ちまくった神宮が舞台。通算でもセ・リーグの本拠地6球場で最高の同・369をマークする。今季はここまで打率・224と低空飛行が続いており、ツバメ投手陣を打って打棒爆発へ弾みをつけたい。

 マツダスタジアムで開催されたDeNA、巨人との5戦を3勝2分けで終えた広島ナインは22日、きょう23日からのビジター5試合に備えて新幹線で上京した。まずは神宮でのヤクルト3連戦。坂倉は、捕手目線を交えながら意気込みを口にした。

 「球場が狭いので、打つ方はしっかり対応できればスタンドに入るというのがある。逆に、守備では長打力のある打者が打線にそろっている怖さもあるので、再三の注意を払いながら良い試合ができれば…と思います」

 ヤクルト戦で打ちまくる。昨季は同一リーグの対戦チーム別で断トツの打率・382。神宮でも敵地と思えないほど強く、打率・394、4本塁打をマーク。マツダスタジアムでのヤクルト戦打率・371、2本塁打を上回る数字を残した。

 「そういうこと(好相性)を言われると、1割になったりするので、あまり意識しないようにして今年も頑張りたい」

 好成績は何も昨季に限った話じゃない。神宮での通算打率は実に・369。マツダ・297、横浜・295、東京ドーム・268などと比較すると一目瞭然、セ・リーグの本拠地6球場で最高の数字を誇る。だからこその好相性。加速への端緒をつかむには絶好の舞台と言える。

 「状態は悪くない。休み(22日)を挟むのでそこで狂わないように、イメージをしっかり持って臨みたい」

 今季はここまで打率・224、2本塁打、7打点。本来の力からすると、物足りない数字だ。誰に言われるまでもなく、坂倉本人も分かっている。初戦の吉村や、以降に先発が予想される小沢、高橋奎とは相性も良いだけに期待は膨らむ。

 「この1週間はビジターになるので気を引き締めて臨みたい。一試合一試合、大事にやっていけたら」

 打棒爆発で本領発揮すれば、目下借金1のチームが勝利する確率もグッと高まる。攻守のキーマン。アクセル全開はもうすぐだ。 (江尾 卓也)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月23日のニュース