好調菊池の成功の要因の一つはカーブ、ロイヤルズの若手の看板選手ウィットから2度の空振り三振

[ 2024年4月23日 12:11 ]

ロイヤルズ戦に先発した菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)は今季5試合に先発、27回2/3を投げ、防御率2・28と好調だが、実況中継を担当する「スポーツネット」は成功の要因の一つはカーブにあると伝えている。

 登板4試合目まで、カーブが全投球の25・7%で、直球の47・7%につぐ2番目の使用頻度。被打率・105、長打率・158、空振り率30・2%で、「ランバリュー」は3・2とMLB全体のカーブの中で一番価値が高かったのだという。「ランバリュー」は投手の特定の球種の効果や効率を評価するための指標で、相手打者に対して有利である場合、ランバリューはプラスの値となる。カウントが悪くなっても自信を持って使え、1-0となった場面で一番に使っているのだという。

 登板4試合目までカーブで打たれたヒットはわずか2本。22日(日本時間23日)のロイヤルズ戦も全81球のうち25球がカーブで5つの空振りを奪った。ロイヤルズの若手の看板選手ボビー・ウィットから2度も空振り三振を奪った。

 一方で今季打率・341,6本塁打、22打点と絶好調のベテラン、サルバドール・ペレスには2回に三塁内野安打、6回にレフトへの二塁打とカーブを2度もヒットにされている。それでも直球とカーブのコンビネーションが良く、ほぼこの2球種で、ロイヤルズ打線を圧倒した。菊池は大リーグ公式サイトの取材に「メジャーで6年目ですが、これだけ自信を持って投げられているのは初めてです」と語っているが、この日の投球でも明らかだった。

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