広島・斉藤「直球の強さは出せたと思う」 22年ドラ1の19歳が持ち味発揮

[ 2024年2月12日 05:45 ]

広島紅白戦で力投した斉藤(撮影・中辻 颯太)
Photo By スポニチ

 広島の22年ドラフト1位で、先発枠を狙う19歳の斉藤が今春初実戦を2回2安打1失点(自責0)で発進した。計測した151キロは2日間の紅白戦に登板した21人で最速。持ち味存分に発揮し、充実感を漂わせた。

 「直球の強さは出せたと思う。変化球もある程度、投げられたので、精度をどんどん高めていきたい」

 初回先頭に四球を与えるなど制球に苦しんだ滑り出しから修正力を発揮。カーブで緩急を利かせるなど速球に偏らない投球でアピールした。今キャンプは黒田博樹アドバイザーや松坂大輔氏(本紙評論家)に軸足の使い方や体重移動について助言されて実践。新井監督は「練習していることをマウンドで出せていたと思う。逆にブルペンより良かった」と評価した。

 《塹江は新フォームで3人斬り》10年目左腕の塹江が上手から横手投げへ変更した新フォームでアピールに成功した。10日に昇格し、今春初実戦だった紅白戦で打者3人斬り。最速148キロの直球にフォークを織り交ぜ、2三振を奪った。「いい球もあったが、決めきれなかった球もあった。手応えはあるので、ここから打者と対戦して、詰めていきたい」と生き残りを期した。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月12日のニュース