ドジャースOB石井一久氏 大谷が日米報道陣に2度対応する可能性に「苦労ある」自身は「早く帰りたい」

[ 2024年2月12日 10:38 ]

2018年に大谷翔平(左)を取材する石井一久氏(右)
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 ドジャースOBの楽天・石井一久シニアディレクター(50)が12日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。ドジャースの後輩にあたる大谷翔平投手(29)について語った。

 石井氏は大谷を目当てにドジャースのキャンプ地に日米報道陣100人が集結したことに言及。「昨年のオフの一番の注目選手だったのでこれは当然かなと思います」としつつ「日本の報道陣とアメリカの報道陣の2回に分けて対応することになっていくと思うんですよ。そこが大変ですね。2回同じことを喋る苦労もあると思います」と思いやった。

 自身もドジャース時代に日米の報道陣に向けて取材対応を分けていたと説明。「僕は(報道陣と)ご飯を食べたりフレンドリーだった。僕クラスでさえ、日本の報道陣のプレスルームとアメリカの報道陣のプレスルームが分かれていた。野茂(英雄)さんもいたので。僕も(取材対応を)2回やりました。早く帰りたいなと思いました。映像を見ている限りでは過去最高の人が集まっている」と大谷フィーバーの凄さに目を丸くしていた。

 デーブ・ロバーツ監督は、大谷が取材対応しない日はゴールドグラブ賞5度受賞のベテラン外野手、ジェイソン・ヘイワードに聞くべきだと話したことにも言及。石井氏は「クラブハウスの中には必ずチームリーダーの選手がいて、逆境に立った時にみんな集まれって言って、こうやって優勝に向かっていこうぜって言ってくれる選手がいる。大谷選手が毎日答えないと記者の方は大変じゃないですか。こういう選手がいると(大谷が対応しない)間の放送ができますよね」と代わりに取材対応するチームリーダーの役割の重要性について説明した。

 また、ロバーツ監督は、2007年にハンク・アーロンの持つメジャー通算本塁打記録の更新を狙ったバリー・ボンズとジャイアンツでともにプレー。スターのスポークスマンを経験していることに「僕もボンズと同じ時代に過ごしたんですけど、ボンズは報道陣の方には難しい取材相手だった。ロバーツはナイスガイなので」と話した。

 連日、多くのファンや報道陣が駆けつけることに「選手の立場から言うと、多くの方から見られるのは非常にやりがいを感じる。違う作用が働くと思う」と指摘。その上で「ただ、アメリカはロッカールームにメディアの方が入れるんです。なので、大人数の方が入ってきたら大変だなと。これからいろんな決まりを作っていくんじゃないかなと思います。制限しないと厳しいですね」と選手の立場から取材制限の必要性にも言及した。

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