辻発彦氏 巨人ドラ1・西舘は大崩れしない投手 2球投げた課題のフォークも及第点

[ 2024年2月12日 05:30 ]

紅白戦   白組1― 2紅組2 ( 2024年2月11日    サンマリン宮崎 )

白組の先発・西舘(撮影・西川 祐介)
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 【辻発彦 CHECK!】巨人・西舘の第一印象は大崩れしないタイプの投手だということだ。直球の制球が定まらなくてもスライダー、カットボールでストライクがいつでも取れる。重信と若林をともにカーブで仕留めたように緩急も操れる。降板後、内海投手コーチと話をする機会があり「変化球がいいです。課題といえばフォークでしょうか」と語っていたが、2球だけ投げたそのフォークも及第点をあげられる出来だった。

 ただ一点、気になるのは左足が少し外側に踏み出しているように見えることだ。私は西舘の投球を三塁寄りのバックネット裏から見ていたので、そう感じたのかもしれないが、打者に対して少し左肩が開くのが早いように感じた。オコエ、若林にそこそこの当たりをされていたのも、それが原因かもしれない。まだ開幕まで時間はある。微調整していけば先発候補に入ってくると思う。(スポニチ本紙評論家)

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