ドジャース山本 12年契約の詳細 2度のオプトアウトの機会 タイミングは右ひじ次第

[ 2024年1月3日 10:46 ]

ドジャース・山本由伸(AP)
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 ドジャースと山本由伸投手(25)の12年総額3億2500万ドル(約461・4億円)の契約について、AP通信が2日(日本時間3日)に詳細を伝えている。

 山本には契約期間中に2度オプトアウトの機会が与えられるが、そのタイミングは右ひじによって決まる。24年から29年の間に、山本がひじ側副靱帯再建術(通称トミージョン手術)を受けるか、ひじのケガでサービス期間中(メジャーのサービス期間は年に187日)負傷者リストに134日連続で入っていた場合はオプトアウトができるのは31年と33年のワールドシリーズの後と遅くなる。

 山本がひじ側副靱帯再建術を受けることなく、ひじのケガで負傷者リストに134日連続入ることもなければ、オプトアウトのタイミングは29年と31年のワールドシリーズの後となる。

 もし最初のケースであれば、ドジャースは12年契約の終わった翌年、36年に年俸1000万ドル(約14・2億円)で山本を引き留める選択権を有する。

 山本には契約期間中にトレードを阻止する権利はないが、トレードされた場合は、シーズン後に契約からオプトアウトすることができる。もしオフシーズンにトレードされた場合は、1年後のオフにオプトアウトできる。

 山本の年俸は、24年が500万ドル、25年が1000万ドル、26年が1200万ドル、27年から29年が2600万ドル、30年から31年が2900万ドル、32年から35年が2800万ドルと変動する。

 サインの際のボーナスは5000万ドルで、そのうち2000万ドルは今年2月1日までに、残りは7月1日までに支払われる。ドジャースからオリックスに支払われるポスティングフィーは5062万5000ドルで、ドジャースが山本獲得に要した金額は合計3億7500万ドル(約532・4億円)。

 山本にはフルタイムの通訳、パーソナルトレーナー、フィジカルセラピストが付く。遠征ではホテルのスィートルームが用意され、年に5回分の日米往復の航空券も与えられる。さらにドジャースは本人の同意なしにマイナーに落とすことができない。

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