星野仙一さん 一番怖かったのは「バスの中」 阪神・井川―野口のノーノーバッテリーが明かす“恐怖体験”

[ 2023年8月10日 18:07 ]

阪神時代の星野仙一監督
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 元阪神のエースでNPB通算93勝を挙げた井川慶氏(44)と、元ヤクルト、阪神などで捕手として活躍した野口寿浩氏(52)が、10日までに更新されたYouTube「プロ野球OBクラブチャンネル」にゲスト出演。現役時代の思い出を振り返った。

 阪神時代の04年には2人でバッテリーを組んでノーヒットノーランも達成。そんな2人の思い出に残っているのが、03年に18年ぶりの優勝を果たした阪神で、当時の監督だった星野仙一さんだ。

 当時は万年Bクラスで、98年から01年までは4年連続最下位だった阪神。星野監督が02年に就任し、大型補強などでチームを変えていく。野口氏も02年オフに阪神移籍した補強選手の1人で、金本、伊良部、下柳ら、主力選手が続々と集まった。

 その際のチームの雰囲気として「選手で怖い人はいなかった」「普通」と口をそろえた2人だが、星野監督の話になると「怒るイメージが強いですけど、そんなにいつも怒っている方ではなかった」と野口氏が明かしつつも、「まあ、でもバスの中が一番怖いんじゃないですか」と井川氏が振り返り、2人で笑いあった。

 もちろん、試合に負けた帰りのバスはピリピリしたムードが漂うもの。ただ野口氏は「帰りのバスもそうですが、行きのバスでも、前の日に勝った(際に通っていた)道順。それに渋滞していて間に合わないかもしれないからと運転手さんが気を利かして、違う道に行くと“どこ、いっとんや!”“昨日勝ったんやから、こっちから行け!”」と、闘将と呼ばれた星野監督から怒声が飛んだという。これには、井川氏も懐かしそうに笑った。

 井川氏は「ピッチャー出身の監督だったので、ピッチャー目線で話して頂いて。よく言われたのは、ピッチャーは1年で1歳、歳をとるんじゃない。3歳も4歳も歳をとる。だから、しっかりケアをしろ」と、目をかけてもらった思い出を懐かしそうに振り返っていた。

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