ツインズ・前田健太 6回1失点と試合つくるも味方の援護なく7敗目

[ 2023年8月11日 04:35 ]

ア・リーグ   ツインズ0-3タイガース ( 2023年8月10日    デトロイト )

<ツインズ-タイガース>6回で降板し、無念そうな前田(AP)
Photo By AP

 ツインズ・前田健太投手(35)が10日(日本時間11日)、敵地でのタイガース戦に先発。6回を投げ、被安打3、1失点と試合をつくったが、味方の援護なく7敗目(3勝)を喫した。

 前田は81マイル(約130キロ)前後のスライダーが小気味よく決まり、6回2死まで被安打2、奪三振4の無失点に抑えていたが、タイガースの2番グリーンに4球目のスライダーを右中間に運ばれ、先制された。打たれた瞬間、前田は「ああー」という表情を見せ、両手を膝に着けてうなだれた。ツインズ打線はタイガース先発のオルソンの前に6回2安打8三振と、ほぼ完璧に抑えられ、前田を援護できなかった。前田の防御率は3.97となった。ツインズは前田に続く投手が打たれ、タイガースの前に3連敗を喫した。

 前田は前回登板の5日(同6日)、本拠地でダイヤモンドバックス戦に先発。6回2安打1失点7奪三振の好投で今季3勝目を挙げていた。先頭打者を空振り三振に仕留めてメジャー通算900奪三振を達成。2回にグリエルにソロ本塁打を浴びて先制を許したが、その後はスイスイとアウトを積み重ね、6回まで許した安打はわずか2本。チームも大量得点で前田を援護し、快勝した。

 試合後にはインスタグラムを更新し、78年前に広島に原爆が投下された日(6日)に登板して、勝てたことに「特別な1勝です」と万感込めて書き込んだ。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年8月10日のニュース