ソフトB・東浜 5・20王会長にバースデー星贈る 本拠地の西武戦先発6連勝中 「お祝いできるように」

[ 2023年5月19日 05:30 ]

キャッチボールで調整するソフトバンク・東浜(撮影・中村 達也)
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 快投で83歳をお祝いしたい――。20日の西武戦に先発予定のソフトバンク東浜巨投手(32)が18日の投手練習後、登板日に誕生日を迎える王貞治球団会長(82)に好投で祝福する意欲を燃やした。昨季5月11日のペイペイドームでの西武戦でノーヒットノーランを達成。本拠地での西武戦先発は8試合負けなしの6連勝中で防御率1・42と、快挙再びの好ムードが漂う。今季6戦49被安打、失点は毎試合の18。まずは安打数減から修正にかかる。

 宿命、運命に東浜がきっちりと好投で応える。11年目で初めて「5月20日」に先発する。同日は、王貞治球団会長の83歳のバースデー。投手練習後に話題を振られると、笑顔で反応を示した。

 「おぉー、そうですね。お祝いをできるように頑張ります!」

 本拠地での獅子退治は、お手のものだ。通算8試合に先発し負けなしの6連勝中。昨季5月11日にはノーヒットノーランも達成した。ただ、今季は6戦を3勝3敗の五分としているが3被弾含む49安打に加え毎試合となる18失点。レオキラー発揮に向け、この日の投手練習後は投球と球質の修正を強調した。

 「ヒットをいっぱい打たれているのが、なかなかモヤモヤするところ。ゴロを打たせていく投手、と割り切っているけど、それにしても(被安打が)多い。少なからず投球が要因で球の質が大事。そろそろ僕もね、いいピッチングしたいなというのはある」

 調整を見守った斎藤学投手コーチは「ブルペンでも状態は問題ない。調子はだいぶ良くなってきています」と太鼓判を押した。きょうが石川で、20日が東浜、21日が藤井。日本ハム3連戦は大関、和田、ガンケル。東浜の次回は、中7日で28日ロッテ第2戦となる見込み。先発の軸としての信頼は、揺るがない。

(粘って結果出す/) その前に、まずは明日の西武戦。「変化をかけながら、粘りながら何とか、とは思っていますが結果はまだまだ。良くならないと困りますよ、僕が」。試行錯誤を繰り返しながらも粘り抜き、結果も出している。まずは縁起のいい本拠地での西武戦。王会長のメモリアルデーで仕切り直しの快投を狙う。(井上 満夫)

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