ヤクルト 6点リード守れず悪夢の逆転負け…ブリンソンに2被弾など“ルーズベルトゲーム”で決着

[ 2023年5月3日 21:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト7ー8巨人 ( 2023年5月3日    東京D )

<巨・ヤ>8回、ブリンソンに逆転3ランを浴びた木沢(左手前)(撮影・藤山 由理)
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 4位・ヤクルトは3日、敵地での5位・巨人戦に7―8で逆転負け。1点リードの8回、5番手の木沢が2死一、二塁からブリンソンにこの日2本目となる4号逆転3ランを被弾。序盤6点リードからまさかの“ルーズベルトゲーム”による敗戦を喫し、連勝が2で止まった。

 連勝中のチームは打線が繋がり巨人先発・高橋を2回途中でKO。1死二、三塁で内山が中前2点適時打。2死二塁から浜田が左前適時打。続く青木も右前打を打つと、原監督がベンチから出てきて投手交代を告げた。

 3回にも2点を追加し迎えた4回には山田が2戦連発となる4号ソロを放ち、6―0と大きくリードを広げた。

 しかし、山田が4回の守備からベンチへと下がると試合の流れが一変。先発の高梨が1死一、二塁から岡本和に3号3ランを被弾。高梨は5回にも無死一塁からブリンソンに3号2ランを浴び瞬く間に1点差に迫られると、続くウォーカーに二塁打を打たれたところで降板。勝利投手の権利を手にすることはできなかったが、2番手の小沢が後続を封じ辛くも1点差をキープした。

 7回には4番手・石山が2死二、三塁のピンチを迎えると5番手の木沢がマウンドへ。坂本を空振り三振に仕留め無失点で切り抜けると、雄叫びを上げガッツポーズ。8回の攻撃では2死一、二塁から長岡がバットを折られながらも“執念”で中前適時打を放ち追加点。リードを2点に広げた。

 だが、8回もマウンドに上がった木沢が痛恨の被弾。2死一、二塁からブリンソンに4号逆転3ランを浴び意気消沈。9回の攻撃では相手守護神・大勢に抑えられ、かつての米国大統領のフランクリン・ルーズベルトが「最も面白いスコア」とした7―8の“ルーズベルトゲーム”による決着となった。

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