【侍ジャパン】福留孝介氏「真似るからすべていいのでない」高橋宏と立浪監督の“新フォーム論争”に言及

[ 2023年3月4日 21:05 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表―中日 ( 2023年3月4日    バンテリンD )

壮行試合<侍・中>3番手でマウンドに上がり、力投する高橋宏(撮影・椎名 航)
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 中日、阪神、大リーグ・カブスなどで活躍した福留孝介氏(45)が4日、侍ジャパン壮行試合「日本代表―中日」を中継したAmazonプライムビデオで解説を務め、侍ジャパン・高橋宏斗(中日)の新フォームについて語った。

 高橋宏は中日での春季キャンプ序盤、昨季のフォームから一新。自主トレを一緒に行ったオリックス・山本由伸を真似た投げ方になっていた。このフォームに立浪監督ら首脳陣が助言をし元の投げ方に落ちついたが、“フォーム論争”として話題を集めた。

 この日、6回から3番手で高橋宏がマウンドに上がると、フォームが話題に。そこで福留氏は「実際、その時行ってたんです」とキャンプで立浪監督が右腕に助言していた日に視察に訪れていたといい「トラックマンていう回転とかスピン量を測る機械があって、去年の数値より明らかにすべての数値が下がっていたんです」と高橋宏の新フォームは、すべてのデータが昨季よりも劣っていたと明かした。

 そして山本の投球フォームを参考にしたことについて「本人に合う合わないがある。すべてがすべて正解でない。取り入れることはいいこと。それが自分に合うかどうか判断して、真似るからすべていいのでない」と断言。指揮官からの助言により「(高橋が)“落ち込んでた”っていうが、データでしっかり出てた。本人も納得して元に戻した」と福留氏。立浪監督の助言はあくまでデータに基づくもので、日本球界のエースを真似たからといって、すべてがすべて自分にぴったり当てはまるわけではないと持論を語った。

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