楽天・辰己“金ジャケ”姿で連続受賞宣言「来年は上下ともゴールドで出る」

[ 2022年11月30日 05:12 ]

トロフィーを手に笑顔の辰己(左)と近本(撮影・白鳥 佳樹)
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 守備のベストナインに贈られる「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が29日、都内のホテルで行われ、記者投票で選ばれたセ、パ18選手にグラブ形のトロフィーと賞金50万円が贈呈された。2年連続2度目の受賞の楽天・辰己涼介外野手(25)は、ド派手な金色のジャケット姿で来年以降も連続受賞を目指すことを誓った。コロナ下でここ2年は一部選手のみの参加だったが、3年ぶりに受賞全選手が出席した。

 喜びと決意が込められていた。辰己はゴールデンジャケットに蝶ネクタイ姿で登壇して会場を驚かせた。

 「楽天ゴールデンイーグルスでゴールデン・グラブ賞。初受賞した時から今年はこの衣装で出たいと思っていた。来年は上下ともゴールド(の衣装)で出ようと思います」

 1年前から温めていたプランを晴れ舞台で実現させた。ジャケットは個人で契約するスタイリストが手配した貸衣装で「レンタルなのにハンパじゃない額。年俸(3300万円)の3倍です」と笑いを誘い「4年連続だと歯まで金にしないと。どうしよう…」と“辰己節”が止まらない。

 ただ、来年以降も連続受賞を狙っているのは本心だ。スピードを生かした守備範囲は球界トップクラスだったが、佐竹外野守備走塁コーチと二人三脚で身体能力に頼らない捕球や送球の技術向上に取り組み「来年はパーフェクトゴールドになれる」とさらなる進化に自信をのぞかせる。

 会場では他受賞者から「みんな“ヤバいやつが来た”って目を向けていました」と明かすが、やめるつもりは毛頭ない。「来年以降、僕の衣装がどうなっていくのか楽しみにしてほしい」。グラウンドでも光り輝く華麗な守備で魅了する。(重光 晋太郎)

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2022年11月30日のニュース