5人制野球アジア杯開幕 六角彩子擁する日本代表が1次リーグB組1位通過

[ 2022年8月17日 20:18 ]

勝利に歓喜する5人制野球日本代表の5STARs(Baseball5 JAPAN提供)
Photo By 提供写真

 男女混合5人制の手打ち野球「ベースボール・ファイブ(B5)」でアジア初の国際大会となる第1回アジア杯が17日、マレーシア・クアラルンプールで開幕した。9カ国・地域が参加して行われ、日本代表は1次リーグをB組1位で通過。大会は19日まで実施され、上位3チームにはワールドカップ出場権のアジア枠が与えられる。

 日本は埼玉西武ライオンズ・レディースの六角彩子内野手(30)擁する5STARsが代表として参加している。1組3チームずつに分けて総当たり戦で争う1次リーグは、B組で香港とフィリピンに連勝した。各組上位2チームが進出する18日の2次リーグで4位以内に入れば、19日の決勝トーナメントに進む。

 ▽アジア杯参加チーム 香港、日本、韓国、マレーシア、パキスタン、フィリピン、シンガポール、タイ、台湾(9カ国・地域)。

 ▽ベースボール・ファイブ(B5) 野球を簡略化した新アーバンスポーツ。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が17年、野球・ソフトボール振興の一環として発表した。元々はキューバの街中で「クアトロ・エスキーナス(4つの角)」という名称で遊ばれていた手打ち野球が原点。日本では全日本野球協会(BFJ)と日本ソフトボール協会(JSA)が合同で公式事業などを行う。

 ▽B5の主なルール 1試合5イニング制。1チーム5人制で、選手登録は8人(控え3人)まで。公式国際大会では男女混合とし、守備では男女それぞれ2人ずつ以上がフィールドに立つ必要がある。守備位置は一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手のほか、二塁ベース付近を守る中間野手(ミッドフィルダー)がある。打撃は自らボールをトスで手打ちする。本塁から斜め4・5メートル以内でバウンドすると反則打球としてアウト。空振り、ファウルは1球でアウトとなる。打球がフェアゾーンで一度もバウンドせずにフェンスに触れることや、フェンスを越えた場合も反則打球。

続きを表示

2022年8月17日のニュース